【2010八重山】オリオンビールに刺身を引っ掛け、石垣牛ステーキ。

石垣島の食事。
石垣に行く前、まがりなりとも、島だから、魚はどうなのかしら？と不思議に思っていたので、初日に行ったバーの店員さんにきいたら、「まー一度食べてみたら」と言われました。一言でいうと「とにかく締まっていない」そうだ。温かい石垣では海ももちろん温かく、魚もゆるーくなってしまっているそうで。それでも、一度は食べてみたい！
ということで、食べログかなんかでみた、石垣離島ターミナル近くのマルハ鮮魚。

ゆるーい建物ですが、中ではオバチャンたちが魚をさばいていました。

ここでさばいた刺し身や揚げ物を店先で売っていて、ついでにビールも売っています。
夕食にしては時間が早かったけど、魚は食べたいし、そういえば、オリオンビールもまだ飲んでないなーと、ビールに刺身、というオヤジ的なメニューで店の前のプラスチックの椅子とテーブルで一杯。港を見ながらほんとのんびーりです。

この店、私ぐらいの歳の人が数人、ジョッキビールに何か1品つまみながらぼーっと佇んでいました。温かいのに風はきもちよく、そんな中でビール。いやー、これぞ石垣のゆるさ。しかも、石垣って東京よりもかなり西にあるので、日が沈むのも5月のこの段階でも7時ぐらいで日が長いんですよね。日本は土地はせまいけど、範囲は広いね。
それで、肝心の刺身の味ですが、、、途中で飽きた（笑）量もおおかったですが、そうですね、油の乗ってない魚なんですよ、ほんと。脂の乗ったサーモンとか中とろとかの方がもっと食べられるのになぁ。淡白な魚ってほんと、量食べられないです。揚げたほうがいいね、多分。刺身はやはり北国のほうが美味しいということにしておきましょう。
淡白な刺身を食べた後に急遽思い立って、翌日のレンタカーを仮に行ったり、宿に戻って洗濯したり、適当に過ごしていたら夜になりました。いろいろ考えて、石垣島に来たんだから、一度は石垣牛食べねば、という気になり、食べログで調べた「ステーキレストランパポイヤ」に行きました。
パポイヤはビルの8階にあるので、景色がいい！周りに高い建物がないので、夜だと余計に街の光が綺麗でした。
さて、メニューですが、ステーキは大きくテンダーロインとサーロインがあって、サーロインは程良く脂のあるロースで、テンダーロインが脂身少なめのヒレです。私は普通の石垣牛サーロイン5000円と特上の石垣牛サーロイン9000円で迷いました。どっちにするか、ここにきたら最上級か、ともおもいましたが、まぁ、5000円でも十分じゃない？ということで、日本人らしく中くらいの5000円の方にしました。シェフが実際に焼く肉を最初に持ってきてくれ、これを焼きますね、と奥に戻って行きました。
コースはスープが付きます。

私は相変わらず、おひとりで食べていたのですが、隣のテーブルにも一人旅らしき男性がステーキ食べてました。別に、私一人で食べても平気でした。
一人のせいなのか、シェフが島豆腐をサービスしてくれました。やさしい。

そしてステーキ！いやいや大きいですから！

ミディアムレアで、焼き方もパーフェクト。分厚い！

5000円でこの肉ですもの、9000円の肉なんて、どんなのが出てくるんでしょうね！？！？大満足の石垣牛ステーキでした。
夜は肉も食べたし、散歩しようと、離島ターミナルからぐるっと駐車場の方に歩いていったら、三線の音が聞こえる？何だと寄っていったら、大阪からのおばちゃんとおじさんが歌っていて、オジイが三線弾いている。そんで、また通りかかった水戸からのお兄ちゃんを呼び止め、三線歌大会。

このオジイ、むちゃくちゃ三線がうまくて、何の曲でも弾けて、歌もうまい。かなり盛り上がっていたんだけど、大阪からのおじちゃんや私に「ビール代ちょうだい」とか「タバコ買ってきてくんない？」とか言い始めて、そのうちお金ほしい、と言い始めて！調子に乗り始めてきたので、眠くなってきたしスキ見て退散。まー、面白かったけどねー。
三線弾かせてもらって、チェロと似てる部分があるから、結構弾けそうだったけど、買うには至らず。三線って、この暖かな沖縄の気候があって、のんびり急がず、歌でも歌うか、って感じのリラックス感が無いと弾けないな、と。やはり私は北の生まれなので、同じ三本線の楽器やるなら、雪の燦々降りしきる厳しい環境が似合いそうな津軽三味線だな、とか思ってしまうわけで。血がね、やはり私は南の血じゃないんだわ。。。